ヨガ？ヨーガ？にはどのような種類があるのか
ヨガのルーツはインドなど南アジアや東南アジアにおいて用いられていたサンスクリット語（古代語）であり「結合」という意味合いを持っています。
日本語では「ヨガ」と言いますが、発声からすると「ヨーガ」と言った方が正しいかもしれません。
ヨガはその特徴的な姿勢とポーズでよく知られていますが、これらは元々インドに広まっていた伝統からすれば重要な部分ではありませんでした。
現在のようなヨガが広まったのは、19世紀ごろ西洋に紹介したことがきっかけと言われています。
全ての現代ヨガの基本は、有名なインド哲学の経典「ヨーガ・スートラ」からという見解が主流になっています。
「ヨーガ・スートラ」には精神をマスターし、感情をコントロールし、精神的に成長する方法が記載されており、古代インド哲学による心身の練習法です。
現在のヨガには様々なスタイルがあり、身体的な姿勢、呼吸法、瞑想またはリラクゼーションを組み合わせ、心身の緊張をほぐし、心の安定とやすらぎを得ることができます。
ヨガには無数の種類がありますが、特徴的な８つを紹介していきましょう。
ハタ
ハタヨガとは、呼吸法と姿勢を組み合わせたヨガスタイルであり、最も馴染みやすいものと言えます。
初心者やよりリラックスしたスタイルを好む人のため、基本的なヨガのポーズを穏やかに行います。
激しい運動で汗をかくというようなことは無く、リラックスを得られる方法だと感じるでしょう。
ヴィンヤサ
ヴィンヤサヨガとは、リズミカルな呼吸と一連の流れるような姿勢を組み合わせて、活発な心と体のトレーニングを行うものです。
呼吸と動きを結びつけるので、ヴィンヤサヨガは流動的でペースが速く、アスレチックでダイナミックなものを探している人に最適です。
パワーヨガと呼ばれることもあり、汗を流すほどの運動量でカロリーを消費にも期待できます。
アシュタンガ
アシュタンガヨガとは、呼吸と動作を結びつける点でヴィンヤサヨガと非常によく似ていますが、こちらは決まった順序に従ってポーズを進めていきます。
ヴィンヤサと同じように、汗をかくほどの運動量なので、激しいトレーニングを求めている人に最適です。
アイアンガー
アイアンガーは姿勢重点を置いたスタイルのヨガです。
ブロック、ストラップ、ボルスター、毛布など、さまざまなヨガの小道具を使用して、適切な姿勢をとることができるようにします。
通常は音楽をかけずゆっくりとしたペースで教えられ、生徒が姿勢をより深く理解し、より長く保持できるように行います。
アイアンガーは怪我や慢性疾患のある人にもお勧めできます。
クンダリーニ
クンダリーニとは、唱えたり瞑想したりするとともに、呼吸と同期した反復的な動きに重点を置いています。
根本として、体にある7つのチャクラのそれぞれを利用するため、チャクラを引き出すために背骨の根元でエネルギーを目覚めさせることに焦点を合わせています。
「サットナム」などのマントラを唱え、より単純なポーズを練習しながら体と心の両方の意識にアクセスし、エネルギーを集中します。
ビクラム
ビクラムとは、湿度40％、105°F（40.6°C）に加熱された部屋で特定の順序で90分間行われる一連の26のポーズで構成されているヨガです。
海外では非常に人気があります。
通常は適切な姿勢を確認できるような鏡に面している明るい部屋で行います。
熱による柔軟性が増すため、組織への負担は軽減されると思われるかもしれませんが、やりすぎて関節に過度の負担がかからないようにすることも重要です。
ジバムクティ
ジバムクティヨガとは、毎週のテーマ、サンスクリット語の詠唱、瞑想、朗読、断言とともに、ヴィンヤサスタイルのフロースルームーブメントを取り入れているヨガです。
特定のアーサナ（姿勢）や古代のヨガの教えについて学ぶ時間が設けられていることがあります。
瞑想的や古代ヨガに興味がある方に向いています。
陰/回復
陰ヨガとは、瞑想的でリラックスできるペースの遅いスタイルです。
柔軟性を改善し、関節の循環を高めるために、結合組織（腱、筋膜、靭帯）をストレッチします。
姿勢を通常より長く（3〜5分）保持する特徴があるため、リラックスや若返りに最適とされています。
世界にはさらに多くのヨガがありますが、どのスタイルがどの人に適切なのかは体験して判断するしかありません。
自分に合ったタイプ、スタジオ、インストラクターを見つけることが出来たのならば、それは素晴らしいことです。
ヨガには多くの利点があり、続けることで肉体的・精神的・精神的なバランスの向上が認められます。
あなたの人生にヨガを取り入れることで、あなたは精神的および肉体的の両方の多くの利益を得ることができます。
ちなみに、男性のヨガ施術者はヨギと呼ばれ、女性のヨガ施術者はヨギー二と呼ばれています。