ヨガとは

ヨガとは哲学である。

言葉だけ聞くと身構えてしまいそうですが「哲学」とは、分からない事柄に対して深く考え理解に努めようとする事です。

という事は、学問として意識していないだけで、実は誰もが当たり前に行っている行為だったりします。

 

ヨガは元々インドの宗教から来ています。

私たちが暮らしているこの世には多くの喜びがありますが、それ以上に苦しみや憎しみなども多いと感じているはずです。

それら苦しみとどう向き合って生きていけばいいのか?そんな問題を突き詰めて行くのがヨガなのです。

ちなみに日本に根付いている仏教も元はインド発祥なので根本の考え方はかなり似ているようです。

 

独特の姿勢や呼吸、瞑想などのイメージが先行しがちですが、ヨガ本来の目的とは「楽しく人生を生きる」これにつきます。

何か厳格な決まりがあるわけではありません。
自分の体験を通して、自分自身の本質と向きあい幸せな人生への足がかりががりにする。
ただそれだけの事です。

 

ヨガとは幸せになるためのものではなく、気づくためのものだと言います。

 

一時の感情に押し流されることなく、常にフラットな状態でいられるようになること。そういった事が僅かな幸せに気付くきっかけになります。

苦しみの原因となる怒りや嫉妬といった感情も、自分でコントロール出来るようになれば平穏な生活を送れるようになります。逆に嬉しいこと楽しいことばかりにフォーカスしてもそこに執着が生まれ、いい方向には向かっていかないでしょう。

 

どこかで耳にした事があるかもしれませんが、ヨガには独自の解釈があります。

私たちの本質はプルシャやアートマンなどと呼ばれ、本来は非常に安定した幸せな状態だとされています。私たちが必要以上に感じている苦しみ、喜び、悲しみなどの様々な感情はプルシャとプラクリティ合わさった結果であり、苦しみを減らすにはそれらを切り離す必要があります。

 

あの独特なポーズや呼吸法はそのきっかけとして用いられているわけです。